この記事の想定読者
- 仕事探しにハローワークを利用しようと考えている方
- ハローワークの仕事探し手続きを何から始めていいかわからない方
- ハローワークで出来ることを知りたい方
※ この記事は、求職者の方用に記載しています。(企業の方の手続きは記載していません)
仕事探しにハローワークを利用したい場合、手続きは求職登録から始まります。
利用の流れとしては 登録 ⇒ 仕事探し ⇒ 求人に応募 です。
- 求職登録
- 仕事を探す
- 応募する
この記事では、仕事探しが目的でハローワークを利用する場合について、以下の3点から解説します。
- 初めての手続き・必要な持ち物
- 手続き・利用の流れ
- ハローワークで出来ること
ぜひ最後までご覧ください。
失業保険の申請については、以下の記事を参考にしてください↓
初めての手続き⇒求職登録
「仕事を探したい」場合の初めての手続きは、求職登録から始まります。
氏名・住所・電話番号・希望の就労条件・学歴・所持免許・資格・経歴などの、仕事を探していくうえで必要な情報を登録します。
登録にあたって、身分証明書等は一切必要ありません。
手ぶらで気軽に行えます。
求職登録の方法は、以下の2つがあります。
- インターネットで登録
- 直接窓口で登録
ハローワークを利用するのであれば、求職登録した方が便利です。
最初の登録は、手軽にできるインターネットで行うのがオススメです。
求職登録の登録方法の詳細や、それぞれの登録方法のメリット・デメリット、求職登録のよくある質問については、以下の記事を参考にしてください↓
インターネットで登録
ハローワークインターネットサービス内にある、マイページを開設して求職申込みから登録する方法です。
登録に必要な時間は30~40分程度です。
なお、インターネットからの登録でもハローワークの窓口は利用可能ですし、求人検索も問題なく行えます。
自宅で手軽にできるので、ぜひ登録してみてください。
実際の登録の流れについては、以下のURLを参考にしてください。
ハローワークインターネットサービス – 求職申込み手続きのご案内 (mhlw.go.jp)
直接窓口で登録
求職申込書という所定の様式に自身の情報を記入し、窓口で直接登録する方法です。
参考 ハローワークインターネットサービス 求職申込書 kyuusyokumousikomisyo.pdf (mhlw.go.jp)
登録に必要な時間は、記入・待ち時間も含めて50~60分程度です。
求職申込書はハローワークに常設しているので、持って行く必要はありません。
とりあえず窓口に行ってみて登録する方法です。
仕事探しについての質問があったり、パソコン・スマホの操作が苦手な方は直接窓口で登録しましょう。
手続き・利用の流れ
仕事を探したい場合のハローワークの利用の流れは、以下のとおりです。
- 求職登録
- 仕事を探す
- 応募する
求職登録を行い、ハローワーク窓口での職業相談や求人検索を通して仕事を探し、求人に応募していきます。
求職登録
前出のとおり、仕事を探すにあたって必要な自身の情報を登録します。
求職登録をすると以下のメリットがあります。
ハローワーク窓口での職業相談・職業紹介は、求職登録を行わないと利用出来ません。
ハローワークに掲載している求人は、通常は広く一般に公開されますが、中には求職登録を行っている人にだけ限定して公開している求人もあります。
この求人情報を確認するためには、求職登録が必要になります。
参考 ハローワークインターネットサービス 求人事業所名等の公開についてhttps://www.hellowork.mhlw.go.jp/member/mem_service02.html
仕事を探す
ハローワークを利用して仕事を探していくには、以下の2つの方法があります。
ハローワークの求人は、(公開を限定している求人以外は)誰でも閲覧可能なため、自身で希望の求人を探していくことが出来ます。
ハローワークインターネットサービスを利用して自宅で検索したり、ハローワークに常設している求人検索パソコンから検索して探します。
窓口を利用しながら探す場合は、窓口の職員との職業相談を通して探していきます。
求人の探し方は自由です。
自身での検索と、窓口利用の併用も可能です。
どれだけ利用しても無料なので、積極的に活用していきましょう。
ハローワーク求人の検索方法については、以下の記事を参考にしてください↓
応募する
希望の求人が見つかれば、求人への応募に進みます。
ハローワーク求人への応募方法は以下の2つ
ハローワーク紹介による応募の場合は、紹介状の発行が必要です。
応募を希望する求人票を持って、ハローワークの窓口に行きましょう。
自身で応募する場合は、直接企業に連絡しましょう。
このときの連絡方法は、電話・メール・マイページを通じてのどれでも大丈夫ですが、なるべく応募先の企業が指定する方法で連絡するようにしましょう。
ハローワークに行かずに応募したい場合については、以下の記事を参考にしてください↓
ハローワークの求人応募しても大丈夫?求人の見分け方については以下の記事を参考にしてください↓
ハローワークで出来ること
ハローワークを仕事探しで利用する場合、出来ることはこれだけあります。
- 職業相談
- 求人検索
- 求人の応募状況の確認
- 応募書類の添削や面接対策
- 紹介状の発行
ただし、求人検索以外は求職登録した後でしか利用出来ません。
サクッと求職登録しておきましょう。
職業相談
ハローワークの窓口では、職業相談が出来ます。
ハローワークの窓口で職業相談を行う支援員の方のほとんどは、「人事・労務の経験がある方か、キャリアコンサルティング資格を所持している方」です。
相談員自身のこれまでの経験や、専門的な知識に基づいた職業相談を受けることが出来ます。
- 仕事探しを何から始めていいかわからない
- 職種や業界をどうやって選べばいいかわからない
こういった悩みをお持ちの方は、ぜひハローワークの職業相談を受けてみてください。
にっちもさっちもいかない方は、とりあえずハローワークに来てください。
一緒に就職活動の方向性を考えましょう。
ハローワーク窓口での職業相談のメリット・デメリット、窓口の有効活用法については、以下の記事を参考にしてください↓
求人検索
ハローワークの窓口では、求人検索も可能です。
自身では求人を探しきれない場合、ハローワークの窓口で希望の条件を伝えると、求人の検索をしてもらうことが出来ます。
窓口での求人検索は、こんな方にオススメです。
検索出来るのは「ハローワーク求人」のみです。
民間の転職サイトの求人は探せませんのでご注意を。
求人の応募状況の確認
ハローワークの窓口・電話では、求人に何人応募しているのか確認することが出来ます。
確認出来る事項は以下のとおり。
以下の事項については、個人情報保護などの観点から原則確認出来ません。
確認出来る範囲は、各ハローワークによって微妙な違いがあります。
詳細は各ハローワークで確認してみてください。
応募書類の添削や面接対策
ハローワークの窓口では、応募書類の添削や面接の対策を受けることが出来ます。
履歴書はルールに則って過不足なく書けているか、職務経歴書はしっかりと応募先企業にアピールできているか、をそれぞれ添削します。
面接対策では、面接に臨む場合の服装やマナー・心持ちなどから、想定質問までを対策します。
また、一部のハローワークでは模擬面接を受けることも出来ます。
模擬面接が出来るハローワークは限られていて、かつ予約必須な場合が多いです。
事前に最寄りのハローワークに確認してみましょう。
紹介状の発行
ハローワークの窓口では、紹介状の発行を受けることが出来ます。
応募希望の求人を持って窓口に行くと、窓口の担当から応募先企業に応募可能か確認を行い、応募可能であれば紹介状を発行します。
ハローワークの求人への応募には、紹介状必須のケースが多くあります。
なお、紹介状の発行は原則窓口での対応になりますが、例外としてオンラインでの紹介状の発行も可能です。
以下に全て当てはまれば、オンラインでの紹介状発行が可能になります。
- 求職者マイページを持っている
- ハローワークの窓口で職業相談を受けている
- 職業相談の中で求職条件を確認し、求人への適合が考えられる
参考 ハローワークインターネットサービス オンラインハローワーク紹介について https://www.hellowork.mhlw.go.jp/member/mem_service04.html
オンライン紹介の取り扱いは、求職者担当者制を利用している方に限定するなど、各ハローワークによって取り扱いに違いがあり、運用はかなり限定的です。
利用を希望する場合は、事前にハローワークに確認してみましょう。
まとめ(締め
以上、仕事探しにハローワークを利用する場合の初めての手続き、必要な持ち物、利用の流れについて解説しました。
まとめると以下のとおり。
「仕事を探したい」場合の初めての手続きは、求職登録から始まります。
その後の手続きの流れは以下のとおり。
- 求職登録
- 仕事を探す
- 応募する
仕事探しにあたって、ハローワークで出来ることはたくさんあり、それが以下の5つ。
- 職業相談
- 求人検索
- 求人の応募状況の確認
- 応募書類の添削や面接対策
- 紹介状の発行
なお、全て求職登録をした後から利用が可能になります。
ハローワークは、仕事を探したい方の初めの第一歩として適任だと思います。
- 仕事探しを何から始めていいかわからない
- 職種や業界をどうやって選べばいいかわからない
- 育児や介護などがあり、長時間働けない方
上記に当てはまる方は、仕事探しのセーフティーゾーンとして、ぜひハローワークを利用してみてください。
実りある転職になるよう祈っております。
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