本ページにはプロモーションが含まれております。
※ この記事で言う「エンジニア」は、WEB・開発系エンジニアを言います(アプリ・システム開発など)。一部、インフラエンジニアやウェブデザイナーに触れている箇所もあります。
IT人材の人気の高まりから、未経験からエンジニアへの転職を目指す方が増えています。一度エンジニアとして就職すると、需要が高いので仕事に困ることは少なく、ゆくゆくはフリーランスとして働くことも可能です。
未経験からエンジニアへ転職するためにはどうすればいいのか。ハローワークに未経験でも応募可能なエンジニア求人はあるのか。結論から言うと、ハローワークでは未経験でも応募可能なエンジニアの求人を取り扱っています。また、ハローワークではエンジニアになるための職業訓練が受講でき、受講中・後に就職の支援も行っています。
ハローワークから未経験のエンジニア求人に応募するメリットデメリットは以下のとおり。
未経験からエンジニアになるためには、以下のステップで進めていくことをオススメします。
この記事では、未経験からエンジニア転職を目指す際、ハローワークが活用できるのか・未経験からエンジニアになる方法について、以下の3点から解説します。
- ハローワークには未経験で応募可能なエンジニア求人があるか
- ハローワークから未経験エンジニアに応募するメリットデメリット
- 未経験からエンジニア転職をするための方法
ぜひ最後までご覧ください。
ハローワークには未経験でも応募可能なエンジニア求人がある
ハローワークでは、未経験でも応募可能なエンジニアの求人を取り扱っています。参考までに、全国の未経験応募可能なエンジニア求人を検索したところ、約1,500件ヒットしました。(令和6年7月20日時点)
※検索条件 就業形態:フルタイム 職業分類:WEB・開発系エンジニア フリーワード:未経験
ハローワークは求人掲載が無料で行えるので、未経験可の求人も多く取り扱っています。
求人検索媒体の一つとして、ぜひハローワークもご活用ください。
未経験転職にハローワークの利用をオススメする理由については、以下の記事を参考にしてください↓
ハローワークから未経験可エンジニア求人に応募するメリットデメリット
未経験可のエンジニア求人は、ハローワークだけでなく民間の求人媒体でも取り扱っています。ハローワークから応募するメリット・デメリットは何があるのでしょうか。まとめると以下のとおりです。
【メリット】未経験者でも採用されやすい
ハローワークからの応募は、求人サイトからの応募に比べ、未経験者でも採用されやすくなっています。理由としては、求人掲載・採用に費用がかからないためです。
企業は、未経験者を採用すると、一人前に育てるまでの研修費用や、その間の給料が必要になります。さらに、民間の求人サイト・職業紹介事業者を利用して採用を行うと、求人掲載料・採用報酬が追加でかかります。
採用に追加費用がかからない分、ハローワーク経由の採用はよりチャレンジングに行えます。
言い方は悪いかもしれませんが、「普段なら買わない服もセールなら買ってみようかな。」という気持ちです。
ただし、求人掲載・採用報酬がかからないことで、企業側が軽い気持ちで求人募集をしてしまうこともあります。求人を見極めたうえで応募しましょう。
【メリット】隠れた優良企業に出会える可能性がある
ハローワークで取り扱う求人は中小企業が過半数を占めており、中には隠れた優良企業に出会える可能性があります。令和5年度に新たに受理した求人のうち、中小企業(従業員100人未満)の求人は全体の約87%です。(厚生労働省 職業安定業務統計から算出)
参考 厚生労働省 職業安定業務統計 https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/114-1b.html
中小企業の中には、一般には知られていない独自の技術を持つ企業や、業界シェアNO.1の企業が存在します。また、中小企業には成長力があり、誰もが知る大手IT企業もかつては中小企業の時代がありました。
単純に、大手企業>中小企業ではありません。
技術力・成長力がある企業に就職することで、独自の技術を身に付けたり、企業と共に成長することも可能です。
ハローワークの職員は、定期的に企業に訪問し、求人開拓を行っています。今はまだハローワークに求人掲載していない企業も、ハローワーク職員の働きがけで求人掲載することがあります。
参考 内閣府ホームページ 第19回雇用ワーキング・グループ 資料1(その2) https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kaigi/meeting/2013/wg2/koyo/140219/item1_2.pdf
ハローワーク求人は常に動いています。
定期的にチェックして、優良求人を逃さないようにしましょう。
【デメリット】給与・福利厚生は中程度の求人が多い
メリットで述べたとおり、ハローワークの求人は中小企業が大半を占めています。人手・資金力は大企業に劣るため、給与・福利厚生は中程度に落ち着くことが多いです。
身に付けたスキル・技術を生かせば、給与・福利厚生が手厚い会社へ転職することが可能になります。
未経験のうちは、スキルを身に付けることを重視しましょう。
【デメリット】SES企業が多い
SESとは、S(システム)E(エンジニアリング)S(サービス)の略で、クライアント企業の元で働く就業形態です。
いわゆる客先常駐エンジニアで、クライアント企業で主に開発~運用~保守までの下流工程を行います。
現場で手を動かす実働部隊です。
SES企業は未経験でも採用されやすく、残業が少ない傾向にあるので、働きやすい一面があります。しかし、労働集約型になってしまうデメリットがあり、SES企業に勤めているだけでは給料の大幅な上昇が見込めません。
まとめると、働きやすいが給料の上昇があまり見込めない。ということです。
エンジニアとして、次のステージへステップアップするためには転職が必要です。
また、プロジェクトごとに働くメンバーが変わり、毎回人間関係がリセットされます。ドライな働き方を希望する方にはメリットになりますが、気の置けない仲間と働くことに喜びを感じる方にはデメリットにもなります。SESで働くメリット・デメリットをまとめると以下のとおりです。
- 色々なプロジェクトに関われる
- 実務のスキルが身に付きやすい
- 残業が少ない
- 収入が低い傾向がある
- 上流工程・マネジメントの経験が積みにくい
- 頻繁な労働環境の変化
何かと議論のあるSES企業ですが、未経験からの入り口としては申し分ないです。
スキルを身に付け、ステップアップしていきましょう。
未経験からエンジニア転職するための方法
未経験からエンジニアとして転職するためには、どのようなステップを踏めばいいのでしょうか。未経験からエンジニアとして転職するには、以下の3つのステップがあります。
プログラミングを学ぶ
まずは、プログラミングの勉強をしましょう。20代前半(新卒~第二新卒)までであれば、プログラミングを学ばずいきなり就職することも可能ですが、20代後半~になると、一通りはプログラミングの勉強をしておかなければ採用率がグッと下がります。
個人的には、20代前半(新卒~第二新卒)の方も、エンジニアの適性を確かめるために、一度プログラミングの勉強をしてみることをオススメします。
プログラミングを勉強する方法は、以下の3つ。
- 民間のスクールを利用
- 職業訓練を受講
- 独学で勉強
民間のスクールを利用
民間のスクールを利用して、プログラミングを勉強することが出来ます。勉強の流れは以下のとおり。
- 受講するスクールを探す
- 希望のスクールに入会する
- 勉強する
スクールにかかる費用の相場は10~70万円と幅広く、通学型・オンライン型の2種類があり、最近はオンライン型が主流です。学べる内容はスクール・講座によって様々で、ウェブデザイン、ウェブ制作、システム開発、アプリ開発、Line構築やショッピファイの運用などがあります。また、スクールの中には、就職のサポートまでを行うものもあります。
IT人材の人気の高まりから、スクールの種類も増えてきました。
自身に合うスクールを見つけて、勉強してみましょう。
オススメのオンラインスクールはデイトラです。
デイトラは初心者~中級者向けのオンラインスクールで、プログラミングの基礎から実際のプロダクト作成、チーム制作のノウハウまで、エンジニアとして働くために必要なスキルを学べます。料金はコースによって変わりますが、約8~13万円と業界最安クラス。デイトラをオススメする理由をまとめると、以下の4つ。
- 料金が安い
- 受講教材は閲覧無制限&随時アップデートされる
- 現役のエンジニアがメンターになる
- メンターへの質問可能期間が長い
料金と学べる内容のバランスがよく、未経験から勉強していく環境が整っています。
「とりあえずプログラミングの勉強がしてみたい」方には、デイトラがオススメです。
職業訓練を受講
職業訓練を受講して、プログラミングを勉強することが出来ます。受講の流れは以下のとおり。
- ハローワークで求職登録を行う
- 受講する職業訓練を探す
- 希望する職業訓練に申し込む
- 合格後、訓練校に通って勉強する
プログラミングが学べる職業訓練校の大半は、民間企業が運営しています。入学金・受講料が無料(テキスト代は自己負担)で学べ、通所型が半数以上を占めています。受講するコースによっては企業での研修もあり、実務に沿った内容のプログラミングを学ぶことが出来ます。
- 仲間と一緒に学びたい
- 就職支援もしてもらいたい
- 勉強したいが入学金・受講料が負担できない
当てはまる方は、職業訓練校で学ぶことをオススメします。
まずはハローワークの窓口で相談してみましょう。
独学で勉強
プログラミングの勉強は、独学で行うことも可能です。勉強の流れは以下のとおり。
- 勉強する教材を選ぶ
- 勉強する
「スクールは高いし、職業訓練はめんどくさい…」「誰かに強制されずに、自分のペースで勉強したい…」という方は、独学で勉強してみてください。独学する場合の教材は、以下の3つ。
- 書籍
- 学習サイト
- YouTube
書籍であれば、1冊1,000円~2,000円から勉強できます。学習サイトは、無料のものから月額制のものまで様々ですが、一月あたり2,000円ほどで学習可能です。最近はYouTubeで勉強法を公開している方もいますので、それを見て勉強する方法もあります。YouTubeであれば、もちろん無料です。
オススメの勉強の流れとしては、以下のとおりです。
- 入門書を購入して一通り読んでみる
- 並行して学習サイトを利用
- 慣れてきたら言語別の専門書を購入して勉強
- 分からないところが出てきたらYouTubeで検索
学習サイトは、Progate(プロゲート)をオススメします。Progate(プロゲート)は、一からプログラミングを学ぶ人向けの学習サイトで、プログラミングとはどういうものか、どう動いているのか、という基礎的なことが学べます。月額1,500円から利用可能で、HTML・CSS・JavaScript・JAVA・Ruby・Pythonなど幅広い言語を学べます。また、初歩的なレッスンの一部であれば、無料で利用も可能です。
「プログラミングを勉強してみたいけど、高いお金を払うのは嫌だな…」
「飽き性だから続けられるか分からない…」
こんな方は、ぜひProgate(プロゲート)を利用してみてください。
費用が安く、かわいいイラスト付きで楽しく学べます。
未経験応募可の求人を探す
一通りプログラミングの勉強を終えた後は、未経験応募可の求人を探しましょう。前出のとおり、ハローワークでは未経験応募可の求人を多く取り扱っています。未経験応募可のエンジニア求人の検索方法は、以下のとおりです。
※ ハローワークインターネットサービスでの検索方法です
ステップ1 ハローワークインターネットサービスから検索画面へ
まずは、ハローワークインターネットサービスから検索画面に入ります。
ステップ2 職種or職業分類を選択
年齢や就業場所などの、自身の希望の求人検索条件を入力後、職種・職業分類のどちらから検索するかを選択します。
ステップ3-1 職種から選択する場合
職種から選択する場合は、技術職(建設、開発、IT)を選択し、ウェブデザイナー、ソフトウェア開発技術者、プログラマー、その他の情報処理・通信技術者のいずれか、またはすべてにチェックを付けてください。
企業のHP制作や、各種サイトのデザインなどを担当します。いわゆるフロントエンドエンジニア
企業のシステム、アプリの開発を行います。一般的にイメージされるIT職種です。いわゆるバックエンドエンジニア
通信回線、サーバーの構築・保守など、IT環境の整備を行う仕事です。いわゆるインフラエンジニア
ステップ3-2 職業分類から選択する場合
職業分類から選択する場合は、研究・技術の職業を選択し、情報処理・通信技術者(ソフトウェア開発)を選択してください。ソフトウェア開発技術者(WEB・オープン系)を選択すると、「ウェブデザイナー」「ソフトウェア開発技術者、プログラマー」「その他の情報処理・通信技術者」の求人がまとめて出てきます。
ただし、職業分類から選択する場合は、ITヘルプデスク、ITコンサルタントや通信ネットワーク技術者などの職種は対象になりません。希望する場合は、情報処理・通信技術者(ソフトウェア開発をのぞく)から選択してください。
ステップ4 未経験応募可の求人を絞り込む
最後に、未経験でも応募可能な求人を検索するために、フリーワードに「未経験」のキーワードを入力します。フリーワードに「未経験」と入力すると、どこかに「未経験」という文字が入っている求人票が検索されます。OR検索・AND検索はどちらでも検索可能ですが、とりあえずOR検索を選択しておいてください。
なお、「未経験応募可」「未経験歓迎」と求人票に書かれていなくても、応募可能な求人はあります。
いいなと思う求人があれば、臆さず応募してみましょう。
ステップ5 検索する
条件の入力が終われば、「検索」ボタンを押してください。近くに「詳細検索条件」ボタンがありますが、間違えて押さないように注意しましょう。
求人に応募する
応募してもいいと思える未経験応募可の求人が見つかれば、実際に応募してみましょう。ハローワーク求人への応募方法は、以下の2つ。
- 窓口で紹介状を発行してもらう
- 直接企業に連絡
以下で、応募方法について解説します。
ハローワーク求人への応募方法について、より詳しい内容は以下の記事を参考にしてください↓
窓口で紹介状を発行してもらう
ハローワーク窓口で紹介状を発行してもらい、企業に応募します。紹介状発行までの流れは以下のとおり。
- 最寄りのハローワークに行く
- 受付の職員に紹介状をもらいに来たことを伝える
- 応募希望の企業を紹介窓口の職員に伝える
- 窓口職員が企業に電話連絡して応募可能か確認する
- 紹介可能であれば紹介状を発行してもらう
紹介状の発行には、ハローワークの求職登録が必要です。
求職登録に必要な書類はありません。
即日登録可能ですので、応募希望の企業が見つかれば、とりあえずハローワーク窓口に行きましょう。
求職登録は、インターネットから行うことも可能です。ハローワークの求職登録の方法については、以下の記事を参考にしてください↓
直接企業に連絡
ハローワークの求人に、直接連絡して応募することも可能です。連絡方法は、電話・メール・企業HPからのいずれか。IT系企業の場合、電話を嫌う傾向があるので、メール・企業HPからのどちらかで行うのをオススメします。応募の際には、必ず以下の事項を伝えましょう。
- ハローワークの求人を見て応募を希望している
- 自身の氏名・年齢・連絡先など
企業からすると、いきなり素性の知らない人から連絡が来ています。
マナー・礼儀作法に気を付けて、丁寧な応対を心がけましょう。
まとめ(締め)
以上、未経験からエンジニア転職を目指す際、ハローワークが活用できるのか・未経験からエンジニアになる方法について、以下の3点から解説しました。
- 未経験からエンジニア転職をするための方法
- ハローワークには未経験で応募可能なエンジニア求人があるか
- ハローワークから未経験エンジニアに応募するメリットデメリット
まとめると以下のとおり。
ハローワークでは、未経験でも応募可能なエンジニアの求人を取り扱っており、ハローワークから応募するメリットデメリットは以下のとおり。
未経験からエンジニア転職するには、以下の3つのステップがあります。
エンジニアという職種は、賃金が上がりやすく、フリーランスとも親和性が高い職業です。将来を見据えてエンジニアへの転職を目指す方は、ぜひプログラミングの勉強から始めてみてください。小さな1歩を積み重ねて、大きなゴールを目指しましょう。
実りある転職になるよう祈っております。最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント