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平成30年に「副業・兼業の推進に関するガイドライン」を厚生労働省が発表しました。それまでも副業・兼業をしていた会社員はいましたが、政府の後押しもあり、副業・兼業での働き方を前向きにとらえる企業も増えてきました。
副業・兼業を解禁する企業も増え、「今の稼ぎだけでは生活できない」「収入の柱を増やしたい」「会社の看板を使わず個人の力がどこまで通用するか確かめたい」といった理由から、副業・兼業を行う人も増えています。
でも、いざ副業を始めようと思っても、どうやって探せばいいのか?ハローワークでも探せるのか?という疑問が出てくる方もいらっしゃると思います。
結論から申し上げますと、ハローワークでも副業・兼業の仕事を探すことが出来ます。ハローワークで副業の仕事を探すメリットデメリットは以下のとおり。
副業の仕事は、ハローワーク以外にも色々なサイト・媒体から探すことが出来ます。副業を探す方法は以下の5つが挙げられます。
- ハローワーク
- アルバイト求人サイト
- フルタイム求人サイト
- クラウドソーシングサイト
- 知り合いの紹介・知り合いから仕事をもらう
この記事では、ハローワークで副業が探せるのか、ハローワーク以外を利用した副業の仕事の探し方について、以下の3点から解説します。
- ハローワークで副業が探せるか
- ハローワークで副業を探すメリットデメリット
- ハローワーク以外を利用する副業の仕事を探す方法
ぜひ最後までご覧ください。
ハローワークで副業の仕事(バイト)を探せる
ハローワークでは、副業の仕事(バイト)を探すことが出来ます。なお、ここで言う「副業の仕事」とは、以下の状態を想定しています。
- 正社員・自営業などですでに働いている方
- メインの仕事の働く日数が少ないので他にも仕事をしたい方
ハローワークは、土日限定や、平日1日だけ働く求人なども取り扱っています。こういった求人に、副業・兼業の仕事として応募することが出来ます。
求人票に「副業・兼業可」と書いていることもあります。
もちろん、書いていない求人でも、交渉次第で副業として働くことが可能です。
参考までに、ハローワークインターネットサービスから、求人票に「副業」「兼業」とキーワードが入っている求人を検索すると、約4万件がヒットしました。(令和6年8月12日時点)
ハローワークを利用して、副業の仕事(バイト)探すメリットデメリットは以下のとおりです。
【メリット1】窓口で相談しながら探せる
ハローワークでは、窓口で相談しながら仕事を探すことが出来ます。窓口で相談しながら探すと、一人で探すよりも、早く・適切な求人を見つけることが出来ます。ハローワークの窓口には、日々様々な方が来所し、週1・2日だけの仕事を探すこともよくあります。
長時間の就労が難しい方・希望していない方など、背景は様々です。
ちょっとした仕事探しだからと遠慮せず、ぜひ相談窓口を利用してみてください。
副業として働く場合、働ける日数の制限から、職種や業界は限られてきます。一人で探すとどうしても遠回りになってしまいがちなので、ぜひ窓口を利用してみてください。
ハローワークの窓口ではどんな相談が出来るのか、職業相談の有効な使い方については、以下の記事を参考にしてください↓
【メリット2】働く曜日を指定して探せる
ハローワーク求人の検索サイトである「ハローワークインターネットサービス」では、希望の休日を選択して求人検索が出来ます。本業などで働けない日を希望休日に設定することで、働く曜日を指定した求人を検索することが出来ます。
求人サイトをいくつか見てみましたが、私が見た限りでは曜日指定まで出来るサイトは見つかりませんでした。
本業の働く曜日が固定されている方は、ぜひ利用してみてください。
【メリット3】自宅近くの求人を見つけやすい
ハローワークは地域に密着した就労支援を行っており、自宅近くの求人を見つけやすいメリットがあります。各ハローワークには管轄があり、管轄内の求人者・求職者の双方を支援しています。
求人者(企業側)に対しては、直接訪問して求人開拓を行ったり、雇用環境改善の取組や経営状況を聞き取り、聞き取った内容を元に求人票をブラッシュアップするなど、多様な支援を行っています。求職者(労働者側)に対しては、窓口の職業相談を通して、求人情報の提供や応募書類の添削・面接対策などの支援を行っています。各種支援を通して、地域の企業・労働者の声を直接聞くことで、ハローワークは地域の雇用情勢に詳しくなります。
窓口で「こんなところにこんな会社が!?」という体験をする方を多数見てきました。
自宅近所の求人を探したいときは、ぜひ窓口を利用してみてください。
【デメリット1】応募には紹介状が必要
ハローワークの求人に応募するには、窓口で発行される紹介状が必要です。自宅近くにハローワークが無い方は、発行してもらうためにハローワークへ出向く手間がかかります。また、ハローワーク窓口の開庁時間は、平日8:30~17:15です。※土曜日に開庁しているハローワークも存在します。土日祝や年末年始は開庁していないため、在職中の方が紹介状の発行を受けるためには、有休を取得しないといけない場合もあります。
思い立ったときにすぐ応募できない点がデメリットです。
ただし、一部の求人票については、応募に紹介状が必要ではない場合もあります。
ハローワークを通さずにハローワーク求人に応募する方法については、以下の記事を参考にしてください↓
【デメリット2】労働集約型の仕事が多い
ハローワークから応募できる仕事は労働集約型が多く、ある程度の給与を得るためには、働く時間を長くする必要があります。労働集約型の仕事とは、人間の労働力に依存している業務のことです。接客業やサービス業など、実際に人が動くことでお金を稼ぐ仕事が該当します。労働集約型の仕事は、効率化や機械化が難しく、賃金も低い傾向にあり、時間を切り売りしながら働く必要があります。
要は、副業で稼いだ分だけ自由時間・余暇時間が減ってしまいます。
スキルも付いていかないので、労働集約型の仕事で長期間副業し続けるのは難しいです。
ただし、労働集約型の仕事は特別な技能が必要ではないことが多く、すぐに働きたい方にはオススメな一面があります。今月、来月の支払いが厳しい!など、緊急にお金が必要な場合は、労働集約型の仕事を探してみてください。
【デメリット3】副業として働ける求人の数は多くない
ハローワークで取り扱う求人のうち、副業として働ける求人数は多くありません。ハローワークインターネットサービスから検索可能な求人は、タイミングによって多少の差はありますが、おおよそ100万件程度で推移しています。そのうち、副業・兼業のキーワードが入っている求人は約4万件弱。割合にして4%程度です。キーワードが入っていない求人でも副業として働けますが、全体から見ると数は多くありません。
ハローワークは国の機関なので、日本全体が副業・兼業に前向きにならない限り数は増えてこないです。
取扱い数が増えるのは、5~10年先ごろかもしれませんね。
副業の仕事を探す5つの方法
副業の仕事を探す方法は、以下の5つがあります。
- ハローワーク
- アルバイト求人サイト
- フルタイム求人サイト
- クラウドソーシングサイト
- 知り合いの紹介・知り合いから仕事をもらう
副業の仕事は、探す方法によって見つかる仕事の契約内容が変わり、契約は大きく雇用契約と業務委託契約の2種類に分かれます。雇用契約と業務委託契約の違いをまとめると、以下のとおりです。
- 指揮命令権:雇用主
- 報酬:働いた時間・日数に対して支払われる
- 法律の保護:労働基準法など、労働関係法規で守られる
- 社会保険:会社と折半
- 就業の自由度:低い
- 指揮命令権:自分自身
- 報酬:成果・結果に対して支払われる
- 法律の保護:原則無し
- 社会保険:自身で加入
- 就業の自由度:高い
雇用契約での働き方は、法律で守られている分、自由度は高くありません。一方、業務委託契約での働き方は、法律の保護は少ないですが、自由度の高い働き方が可能です。また、雇用契約の仕事は給与の伸びが一定ですが、業務委託契約は青天井です。
- 必要な金額を確実に確保したい場合は雇用契約
- 自由さを求める場合は業務委託契約
など、自分に合った働き方で調整しましょう。
ハローワーク
前出のとおり、ハローワークでは副業の仕事を探すことが出来ます。ハローワークで探せる副業の特徴は以下のとおり。
ハローワーク求人への応募から選考までの流れについては、以下の記事を参考にしてください↓
特徴1 雇用契約の仕事のみ
ハローワークは、雇用契約の仕事の紹介しか出来ません。取り扱う求人も雇用契約のみです。ハローワークが行う業務は「職業安定法」という法律によって定められており、ハローワークは雇用の成立をあっせんする機関とされています。法律から逸脱した業務は行えないので、ハローワークの求人には業務委託契約の仕事は一切ありません。
業務委託契約の仕事を探したいときは、後述する求人サイトやクラウドソーシングサイトを利用しましょう。
特徴2 介護・福祉関係のアルバイトが多い
ハローワークで取り扱う求人は、介護・福祉関係が全体の約10%を占めています。そのため、副業として仕事を探す場合も、介護・福祉関係のアルバイト求人が多数該当します。ハローワークが取り扱う、介護・福祉関係アルバイトの具体的な求人は以下のとおり。
- 介護職の夜勤専従
- 介護施設のドライバー
- 介護施設の調理・調理補助
実際に介護を行う仕事だけではなく、送迎や調理補助の仕事などもあります。
送迎や調理補助であれば介護を行わないので、体力に自信が無くても大丈夫。
介護に苦手意識がある方も、検討してみてください。
特徴3 在宅勤務の仕事はほとんどない
ハローワークで取り扱う求人に、在宅勤務の仕事はほとんどありません。時期によって差はありますが、現状は1,000件程度の取扱い数で推移しています。検索可能な求人は常時100万件ほどありますので、在宅勤務の仕事は全体の0.1%程度しかありません(令和6年8月時点)。ハローワークが取り扱う、具体的な在宅勤務の仕事の例は以下のとおり。
- プログラマー・エンジニア
- 士業の補助
- コールセンタースタッフ
- 事務
ある程度のスキルが必要なものが多く、内職的な軽作業はほぼありません。
また、在宅勤務の仕事でも週に1回は出社が必要なものもあり、完全在宅の仕事は0に近いです。
アルバイト求人サイト
民間のアルバイト求人サイトを利用して、副業の仕事を探すことが出来ます。アルバイト求人サイトで探せる副業の特徴は以下のとおり。
副業を探すオススメのアルバイト求人サイトは以下の2つ。
いくつか求人サイトを利用してみましたが、副業のアルバイト探しに特化した求人サイトはありませんでした。その中で、オススメしている求人サイトはどちらも求人者(企業側)・求職者(働く側)数が業界最大級。数が多いと、自身にあった求人が見つかりやすくなります。
お気に入りの服を見つけるためには、町の個人商店で1件ずつ探すより、デパート・ネットで探した方が効率的です。
仕事も同じく、大きなところで一気に探した方が早いですし、見つかりやすいです。
アルバイト求人サイトで業務委託契約の副業を探すのであれば、バイトルがおすすめです。検索画面の「雇用形態」から業務委託契約を選択でき、簡単に探すことが可能です。バイトルで見つかる業務委託契約の仕事は、こんなものがあります↓
- 運転手・宅配ドライバー
- メール・チャットオペレーター
- データ入力・テレアポ
自宅で手軽に始められる仕事もあります。
軽い気持ちで検索してみてください。
特徴1 雇用契約の仕事がメイン(一部業務委託もあり)
アルバイト求人サイトで見つかる副業は、ほとんどが雇用契約の仕事です。一部、業務委託契約の仕事もありますが、数は限られています。アルバイト求人サイトにある、主な雇用契約の副業は以下のとおり。
- 警備・セキュリティスタッフ
- 配送・引っ越し作業
- 仕分け・箱詰め作業
夏であればお祭りのセキュリティスタッフなど、アルバイト求人サイトには季節を感じる仕事もあります。
特徴2 若年者向けの仕事が多い
アルバイトサイト求人サイトで見つかる副業は、若年者向けの仕事が多くなっています。アルバイト求人サイトの利用者の多くは学生・高校生・アルバイト・フリーターなどの若年者です。企業はサイトの利用者に合わせた求人を掲載するため、アルバイト求人サイトでは若年者向けの求人が多くなります。
参考 株式会社dip>サービス一覧>バイトル https://www.baitoru.com/solution/baitoru/#plans
なお、「若年者向けの仕事だから若年者以外は応募NG」というわけではありません。多くの求人は若年者以外の応募も受け付けていますし、実際に採用されている方もいます。ただし、若年者向けの仕事は中年齢層以降には肉体的・精神的にキツイことも多く、一緒に働く同僚が若年者であることが多いので、話が合わないことがあります。
仕事の内容を見極めてから応募しましょう。
面接時に、一緒に働く同僚の年齢層を聞いてみるのも効果的です。
特徴3 ナイトワークの仕事もある
アルバイト求人サイトでは、ナイトワークの仕事も取り扱っています。ナイトワークとは、ガールズバー・キャバクラ・スナックなどで働く仕事を言います。ハローワークなどの公的機関が行う職業紹介事業では、ナイトワークの求人を取り扱っていませんので、民間の求人サイトならではの特徴です。
ナイトワークの仕事は働く時間が夜に限定されることが多いので、昼に本業がある方が、副業として始めやすい環境になっています。高時給な仕事が多く、肉体・精神的にキツイですがその分見返りも大きいです。緊急で大きなお金が必要なときには、ナイトワークも検討してみてください。
ただし、本業が会社員の方については、副業でナイトワークを行うと以下のリスクがあります。
- バレたときに解雇になる可能性がある
- 夜遅くまで働くため肉体的にしんどい
副業を行う際には、リスクをしっかりと把握したうえで行動しましょう。
フルタイム求人サイト
民間のフルタイム求人サイトを利用して、副業の仕事を探すことが出来ます。ただし、フルタイム求人サイトなので、見つかるのは1日7~8時間、週4~5日出勤の仕事が大半です。副業可の本業を探す求人サイトとして利用しましょう。フルタイム求人サイトで見つかる仕事の特徴は以下のとおり。
副業可の本業の仕事を探すオススメのフルタイム求人サイトは以下の2つ。
いくつか求人サイトを利用してみましたが、副業可の本業の仕事探しに特化した求人サイトはありませんでした。その中で、オススメしている求人サイトはどちらも求人者(企業側)・求職者(働く側)数が業界最大級。アルバイトを探すときと同じく、数が多いと自身にあった求人が見つかりやすくなります。
お気に入りの服を見つけるためには、町の個人商店で1件ずつ探すより、デパート・ネットで探した方が効率的です。
仕事も同じく、大きなところで一気に探した方が早いですし、見つかりやすいです。
効率的に副業可の本業の仕事を探したいときは、ぜひ利用してみてください。
特徴1 本業の仕事(副業可)が多い
前出のとおり、フルタイム求人サイトで見つかる仕事は、働く時間が長い本業の仕事が大半です。1日7~8時間、週4~5日勤務で働く求人が多く、平日はほぼ毎日出勤が必要になります。給料は固定が多く、しっかりした金額をもらえますが拘束時間は長くなります。
フレックス制度や週休三日制を導入している企業もあります。
副業でチャレンジするために、守りの安定した給料が欲しい方は検討してみてください。
特徴2 雇用契約の仕事がメイン(一部業務委託もあり)
フルタイム求人サイトで見つかる仕事は、ほとんどが雇用契約です。一部、業務委託契約の仕事もありますが、数は限られています。
サクッと働く業務委託契約の仕事であれば、後述するクラウドソーシングサイトで探す方が見つけやすいです。
がっつり働く業務委託契約の仕事を探すなら、dodaがオススメです。フランチャイズオーナーや、完全出来高制のフルリモート求人など、多様な業務委託契約の仕事を取り扱っています。
バイトルと同じく、雇用形態で業務委託契約を選択して検索出来ます。
業務委託契約中心で探したい場合は、利用を検討してみてください。
クラウドソーシングサイト
クラウドソーシングサイトを利用して、副業の仕事を探すことが出来ます。クラウドソーシングサイトで探せる副業の特徴は以下のとおり。
副業の仕事を探すオススメのクラウドソーシングサイトは以下の2つ。
どちらのサイトも、働く側(ワーカー)と依頼する側(クライアント)の登録者数、流通している仕事の数が最大級です。運営会社が上場しているため、セキュリティ面でも安心して使えます。
データ入力・資料作成などの事務仕事から、プログラマー・翻訳などの専門業務まで仕事の範囲が広く、長時間ガッツリ働くことも可能です。シール貼りや梱包・発送作業など内職のような仕事も多いので、スキマ時間に働きたい方にもオススメです。
ただし、クライアントの中には悪質な業者が混ざっていることがあり、被害報告もあります。
うますぎる案件に飛びつかない、契約書の内容をしっかり確認する、など、自衛を忘れないように注意してください。
悪質な業者・依頼についての注意喚起は、公式から発表されているものもあります。以下のURLから確認してください。
- クラウドワークスお知らせブログ 「悪質なワーカーによるトラブル事例についての注意喚起」(クライアント側)https://blog.crowdworks.jp/archives/5723/
- クラウドワークスお知らせブログ 「仕事依頼ガイドライン、利用規約に提出するような悪質案件についてのお知らせ」(ワーカー側) https://blog.crowdworks.jp/archives/3756/
特徴1 業務委託契約の仕事のみ
クラウドソーシングサイトで見つかる副業は業務委託契約のみです。クラウドソーシングサイトは依頼者と受注者のマッチングプラットフォームであり、雇用関係の成立のあっせんは行えず、求人情報を掲載することも出来ません。各社の利用規約においても、成立する契約は「雇用契約ではない」と定められています。
- クラウドワークス利用規約 第7条 本サービスの内容について https://crowdworks.jp/pages/agreement
- ランサーズ利用規約 第15条 会員間取引の原則 https://www.lancers.jp/help/terms?ref=footer
雇用関係成立のあっせん、求人掲載事業を行うには、厚生労働省の許可が必要です。
許可を取得していないクラウドソーシングサイトは、上記の事業を行えません。
特徴2 在宅勤務の仕事が多い
クラウドソーシングサイトで見つかる副業は、ほとんどが在宅勤務です。前出のとおり、クラウドソーシングサイトには業務委託の仕事しかありません。業務委託契約は依頼者に指揮命令権が無く、原則、働く場所を指定されません。セミナー講師や商品の買い付けなど、一定の場所に行かなければサービスを提供できない場合を除き、自宅で作業を行うことが出来ます。
出勤が不要になる代わりに、自身で作業スペースを確保しないといけません。
クラウドソーシングサイトから仕事を探して副業するためには、パソコン・スマホなどの通信機器、ネット環境が必須です。
特徴3 内職に近い仕事も取り扱っている
クラウドソーシングサイトでは、内職に近い仕事も取り扱っています。皆様が想像する内職の仕事とは、「誰でもすぐに働けて、自宅で出来る単純な作業」ではないでしょうか。クラウドソーシングサイトでは、これに当てはまるような仕事があり、具体的には以下のような仕事です。
- ネット通販などの商品の梱包・発送作業
- 商品・サービスのモニター・アンケート回答
- 衣料品の縫製作業
報酬単価は高くありませんが、特別なスキルが不要な仕事です。
スキマ時間を有効活用したい方は、ぜひ検討してみてください。
ちなみに、実は「内職」という働き方は法律で定められておらず、皆様が想像する内職の仕事は、法的には「家内労働」と呼ばれています。「家内労働」について、興味のある方は以下のURLから確認してみてください。
参考 厚生労働省 「家内労働者とは?」 https://kanairodo.mhlw.go.jp/worker/about.html
知り合いの紹介・知り合いから仕事をもらう
知り合いの紹介、または知り合いから直接仕事をもらうなど、知り合いを通じて副業の仕事を見つけることが出来ます。知り合いを通じて見つかる副業の特徴は以下のとおり。
ここで言う「知り合い」とは、以下のような人を言います。
- 前職の同僚
- 一緒に仕事をしたことがある人
- 昔からの友達・知り合い
ここで大切なのは、知り合いとの信頼関係があり、自身のスキル・仕事の状況を知り合いが知っていることです。この前提がそろっている場合に、以下のような経路で仕事が見つかることがあります。
- 知り合いの会社で働く人を探していて、直接採用面接に行ける
- 知り合いの会社から仕事を受注する
素性の知らない知り合いからの仕事には十分に注意してください。闇バイトやマルチへの勧誘につながることがあります。特に、社会人になって始めた趣味サークルで出会った人や、SNSで知り合った人などには要注意です。
変な仕事を紹介すると、紹介した人間にリスクがある場合は、安全なことが多いです。
昔からの友達や前職の同僚など、共通の友人・知人がいる場合などが該当します。
特徴1 雇用契約・業務委託どちらもある
知り合いを通じて見つかる仕事は、雇用契約・業務委託契約のどちらもありえます。知り合いに紹介してもらって企業で働く場合や、知り合いから仕事をもらって業務委託で働く場合など、契約の方法は様々です。自身のスキル・もらえる仕事から判断して、雇用契約で働くか業務委託契約で働くかを選択しましょう。
一般的には、専門職であれば業務委託契約、それ以外は雇用契約が無難です。
細かな調整は、弁護士など法律の専門家を交えて話を進めることをオススメします。
特徴2 融通が利きやすい
知り合いを通じて見つかる仕事は、自身の都合に合わせて融通を利かせることができます。働ける時間や曜日などをあらかじめ知り合いに話している場合は、条件に合った相手を見つけてきてくれることもあります。こちらの要望を伝えたいときも、直接ではなく知り合いを通すことで、角が立たずに話を進めることが出来ます。
ただし、なんでもかんでもわがままを言っていいわけではありませんので、相手の状況・知り合いとの関係性を考えたうえで、丁寧にお願いしましょう。
当たり前ですが、知り合いへの感謝も忘れないようにしましょう。
特徴3 トラブルがあるとドロ沼化する可能性がある
知り合いを通して見つかる副業は、お互いの感情が入りやすく、なにかトラブルがあった場合にドロ沼化してしまうこともあります。仕事で揉める二大原因は「報酬」と「人間関係」です。報酬を期日までに支払ってくれなかったり、仕事の進め方の違い・指導方法などから、揉めてしまうことがあります。
そういったトラブルがあった場合に、過去の確執が掘り返されたり、共通の知り合いを巻き込んで揉めてしまったりと、ドロ沼化してしまう可能性があります。
お互い知っているからこそ、頑固になってしまうことも。
トラブルがあった場合は、法律の専門家に間に入ってもらいましょう。
逆に、知り合いを通しているからこそ揉めずに終わることもあります。知り合いを通じて見つけた仕事は、相手との関係性などをしっかりと考慮したうえで、働くか決めましょう。
まとめ(締め)
以上、ハローワークで副業が探せるのか、ハローワーク以外を利用した副業の仕事の探し方について、以下の3点から解説しました。
- ハローワークで副業が探せるか
- ハローワークで副業を探すメリットデメリット
- ハローワーク以外を利用する副業の仕事を探す方法
まとめると以下のとおり。
ハローワークでも副業の仕事を探すことが出来ます。令和6年8月12日時点で、ハローワークインターネットサービスから、求人票に「副業」「兼業」とキーワードが入っている求人を検索すると、約4万件がヒットしています。
ハローワークで副業の仕事を探すメリットデメリットは以下のとおり。
ハローワーク以外でも、副業の仕事を探すことが出来ます。副業の仕事を探せるサイト・媒体をまとめると以下の5つになります。
- ハローワーク
- アルバイト求人サイト
- フルタイム求人サイト
- クラウドソーシングサイト
- 知り合いの紹介・知り合いから仕事をもらう
政府の後押しに加えてリモートワークの普及もあり、会社員の方でも副業・兼業で働く方が増えています。副業・兼業は、慣れるまでは時間的・体力的・精神的にとても辛いです。
なぜ副業をするのか、なぜ副業がしたいのか、その問題は副業をしないと解決出来ないのか。副業・兼業をする場合は、事前にしっかりと考えて、結論を出してから取り組むようにしましょう。
自分の人生、精一杯生きていきましょう。最後までご覧いただきありがとうございました。
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