- ハローワーク求人で応募したいものを見つけたがどうすればいいか?
- 窓口で紹介状をもらったけど、ここから何をすればいいのか?
ハローワーク求人への応募について、窓口で上記の質問をよく受けますが、結論は以下の2つです。
- ハローワーク求人への応募には紹介状が必要なので、求人票を持ってハローワーク窓口に行きましょう
- 紹介状発行後は企業が指定する選考方法になるため、求人票を確認しましょう
ハローワーク求人への応募には紹介状が必要です。紹介状の発行はハローワーク窓口でしか行えないので、応募希望の求人があればハローワークの窓口へ行きましょう。ただし、一部の求人はインターネットサービスからオンライン自主応募が可能で、オンライン自主応募であれば紹介状は不要です。
紹介状発行、オンライン自主応募でのエントリー完了後は、各企業が指定する選考方法に従います。書類選考からであれば、必要書類を作成・提出します。面接からであれば、面接日時を調整し、面接を受けます。ハローワーク求人ならではの特別な選考はありませんので、ご安心ください。
窓口・インターネットサービスどちらからの応募でも、選考結果の通知は、各企業の担当者が応募者・ハローワークの双方に行うため、応募者はハローワークへの選考結果報告が不要です。
それぞれの応募方法・手続き・選考の流れをまとめると以下のとおり。
この記事では、ハローワーク求人への応募方法・選考の流れについて、以下の3点から解説します。
- ハローワーク求人への応募には紹介状が必要
- ハローワーク求人への窓口からの応募方法・選考の流れ
- ハローワーク求人へのインターネットサービスからの応募方法・選考の流れ
ぜひ最後までご覧ください。
ハローワークで取り扱う求人は「やばい求人」が多いのか、民間求人にもある「やばい求人」の見分け方については、以下の記事を参考にしてください↓
ハローワーク求人への応募には紹介状が必要
ハローワーク求人への応募には、紹介状が必要です。紹介状は、応募する企業に対してハローワークが公式に紹介するための証明書です。紹介状は両面印刷されており、表面が紹介状、裏面が選考結果通知になっています。表面・裏面に印刷されている事項は以下とおり。
- 応募する求人の種類
- 求職者の氏名
- 紹介したハローワーク
- 結果を通知するハローワーク担当者名
- 企業の担当者名
- 選考結果
- 選考結果の理由
参考 大阪労働局 「紹介状」 https://jsite.mhlw.go.jp/osaka-roudoukyoku/hourei_seido_tetsuzuki/shokugyou_shoukai/hourei_seido/kyujin/syokaijo.html
紹介状は、どの求人に応募している誰なのか、がわかる書式になっています。
選考後は、企業が裏面の選考結果通知を使って、ハローワークに結果を報告します。
なお、一部の求人については、ハローワークインターネットサービスからオンライン自主応募という応募方法が可能で、オンライン自主応募を行う場合は、紹介状が不要になります。
応募方法によって、紹介状発行の要・不要が変わります。
自身の応募がどちらにあたるのか、確認のうえで応募しましょう。
ハローワークに行かずに応募する方法、ハローワークインターネットサービスの自主応募の方法について、以下の記事で解説しています。参考にしてください↓
ハローワーク求人への応募から選考までの流れ
ハローワーク求人に応募する場合の、応募から選考までの基本的な流れは以下のとおりです。
- 応募する求人を選ぶ
- 応募する
- 選考を受ける
- 選考結果を受け取る(ハローワークへの報告不要)
- 採用⇒就職手続を進める
- 不採用⇒1に戻る
基本の流れは、各求人媒体と同じです。
選考結果は、企業がハローワークに結果を報告するので、本人からの報告は不要です。
応募~選考までの流れは、窓口・インターネットサービスのどちらから応募するのかで変わります。
どちらの応募方法であっても、ハローワーク求人への応募には求職登録が必要になります。求職登録の方法については、以下の記事を参考にしてください↓
窓口から応募する(紹介状あり)
ハローワークの窓口を利用して求人に応募する場合は、以下のステップで進めます。
紹介状を発行して応募する場合です。
応募したい求人を持って窓口へ
まず、応募したい求人情報を持ってハローワークの窓口に行き、職員に応募の希望を伝えます。持参する求人情報は、紙媒体・ネットの検索画面のスクリーンショットなど、どれでも大丈夫です。
応募する企業の情報が分かればOKです。
以下のどちらかの情報が分かるようにして窓口に行きましょう。
- 求人番号
- 応募したい企業・職種
ハローワークの窓口では、一緒に求人を探すことも可能です。「パソコンが苦手で探しにくい」「自分の条件にあった求人の探し方が分からない」「どんな仕事がいいのか分からない」こういったお悩みをお持ちの方は、ぜひ窓口を利用して、職員と一緒に求人を探してみましょう。
窓口の職員が応募先企業へ電話する
紹介状発行前に、窓口の職員が企業へ連絡します。応募者の氏名・年齢・連絡先などを企業側に伝え、求人へのエントリーを表明します。窓口職員が企業担当に確認する事項は以下の2つ。
- 求人への応募が可能か
- 選考方法について
求人が掲載されていても、応募時にはすでに募集を締め切っている場合があります。また、企業が希望する人材条件が明確であり、求人票には記載できないが、応募しても不採用になる確率が高いときには、この時点で企業側が応募辞退を促すこともあります。応募出来ない・応募しても手間がかかるだけ、という事態を防止するために、事前に企業に連絡して応募可能かを確認します。
ちなみに、効率的な求人への応募方法として、絶対に譲れない条件があるのであれば、この段階で企業側に伝えておく方法があります。
「親族の介護があり週2日は必ず休みたい」「子供の送迎があるので朝は9時以降しか働けない」など、絶対に譲れない条件は、事前に伝えておくと企業・応募者の双方の手間が減らせます。
絶対に譲れない条件があれば、窓口で申し出ておきましょう。
選考方法については、ハローワークの窓口職員が企業へ連絡する時点で確認します。書類選考からであれば、提出する書類、提出方法、提出期限などを確認します。面接からであれば、日時や場所の確認を行います。
基本的には、求人票に記載のとおりに選考が行われます。
応募フォームや、記載が必要な文言の指定を受けることもあるので、ここで確認しておきましょう。
紹介状が発行される
企業への事前確認連絡が終了し、応募可能なときは紹介状が発行されます。発行された紹介状は、選考の際に企業に提出します。失くさず大切に保管しておきましょう。
万が一、紹介状を失くしてしまった場合でも窓口で再交付が可能です。
紹介状を失くした場合は、早めに窓口に取りに行きましょう。
実際に選考を受ける
紹介状発行後、実際に選考を受けていきます。書類選考からであれば書類を提出し、面接からであれば面接を受けます。
ハローワークの職業相談窓口は、応募書類の添削や面接対策が可能です。「初めて職務経歴書を書くが、書き方が分からない」「前職の退職理由は正直に言ってもいいのかな?」など、選考についての悩み事、相談したい事があれば、ぜひ窓口を利用してみてください。
面接当日、落ち着くために面接前に窓口を利用される方もいらっしゃいます。
窓口の利用は無料です。ぜひ活用してみてください。
ハローワークの窓口ではどんな相談が出来るのか、上手な利用方法については、以下の記事を参考にしてください↓
選考結果は企業の担当者が応募者・ハローワークへ連絡
選考が終わると、企業の担当者が応募者・ハローワークの双方に選考結果を報告します。応募者からハローワークへの連絡は不要です。採用の場合は、直接企業とやり取りをしながら入社手続きを進めていきましょう。不採用の場合は、再度希望の求人を見つけ、応募を進めていきましょう。
ハローワークの窓口では、一緒に求人を探すことも可能です。
求人が見つからない、どう探せばいいか分からない、という方は、ぜひ窓口を利用してみてください。
失業保険を受給中の方で就職が決まった場合は、雇用保険窓口で就職の申告を行いましょう。失業保険受給中の方で、就職が決まった場合の就職申告の方法については、以下の記事を参考にしてください↓
インターネットサービスからオンライン自主応募する(紹介状無し)
ハローワークインターネットサービスを利用して、求人にオンライン自主応募する場合は、以下のステップで進めます。(ハローワークインターネットサービスは、以下、インターネットサービスと呼びます)
紹介状を発行せず応募する場合です。
この方法は、再就職手当などの受給条件である、ハローワーク紹介には該当しません。
再就職手当とは何か、受給条件や金額・申請方法については、以下の記事を参考にしてください↓
オンライン自主応募可の求人を見つける
ハローワークインターネットサービスからオンライン自主応募が可能な求人は限られており、自主応募可能な求人かどうかは、求人票を見て判断します。求人票の真ん中上あたりに、オンライン自主応募の可・不可が記載されています。
オンライン自主応募可能かは、ここで判断します。
自主応募不可の求人については、応募に際して窓口で紹介状の発行が必要になります。
インターネットサービスからオンライン自主応募する
オンライン自主応募可能な希望求人が見つかれば、応募手続きを進めていきます。応募フォームに必要事項を入力し、履歴書や職務経歴書などの書類をアップロードします。オンラインでの手続きが完了すれば、応募が正式に受理されます。
インターネットサービスからの自主応募であれば、自宅にいながら応募のエントリーが可能です。
ハローワーク紹介には該当しませんので、今後の手続き・選考については、自身で企業と調整しましょう。
インターネットサービスから自主応募する方法の詳細については、以下の記事を参考にしてください↓
実際に選考を受ける
オンライン応募が完了した後、企業から選考に関する連絡が来ます。選考の詳細(面接日時や場所など)が指定されるので、それに従って選考を進めましょう。オンライン応募でも、選考の過程は通常の方法と変わりません。
書類選考から始まるのか、面接から始まるのかについては、企業によって異なります。
求人票を確認し、自身で企業と調整しましょう。
選考結果は企業の担当が登録する
選考が終わると、企業の担当者が選考結果をハローワークインターネットサービス上に登録します。この結果は、インターネットサービスのアカウントやメールで通知されることが多いです。応募者からハローワークへの連絡は不要です。選考結果を確認し、次のステップに進みましょう。
採用・不採用いずれの場合も、ハローワークへの連絡は不要です。
自身で管理し、企業と調整を進めましょう。
まとめ(締め)
以上、ハローワーク求人への応募方法・選考の流れについて、以下の3点から解説しました。
- ハローワーク求人への応募には紹介状が必要
- ハローワーク求人への窓口からの応募方法・選考の流れ
- ハローワーク求人へのインターネットサービスからの応募方法・選考の流れ
まとめると以下のとおり。
ハローワーク求人への応募には、紹介状が必要で、紹介状は応募する企業に対してハローワークが公式に紹介するための証明書です。ただし、一部の求人はインターネットサービスからのオンライン自主応募が可能で、オンライン自主応募であれば紹介状は不要です。
ハローワーク求人への応募から選考まで、基本は以下のとおり民間の求人媒体と同じ流れです。
- 応募する求人を選ぶ
- 応募する
- 選考を受ける
- 選考結果を受け取る(ハローワークへの報告不要)
- 採用⇒就職手続を進める
- 不採用⇒1に戻る
窓口・インターネットサービスのどちらから応募するかによって少しだけ変わり、それぞれの流れをまとめると以下のとおり。
どちらの応募が選考に有利、ということはありませんので、自分に合った方法で、効率的に就職活動を進めていきましょう。
実りある転職になるよう祈っております。最後までお読みいただきありがとうございました。
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