- 厚生労働大臣指定教育訓練講座検索システムの使い方を知りたい
- 教育訓練給付制度の対象講座の確認方法を知りたい
昨今は、学び直し・リスキリングを政府が強く後押ししており、雇用保険制度の一つである教育訓練給付制度も拡充されてきています。教育訓練給付制度とは、雇用保険の被保険者(加入者)が、教育訓練給付の対象講座を受講した場合に、入学金・受講料の一部が雇用保険から給付される制度です。
教育訓練給付を受給するためには、対象になっている講座を受講しなければいけません。教育訓練給付の対象になるためには、「対象になっている講座を探す」「対象になっているか確認する」の、いずれかの作業が必要になるということです。教育訓練給付の対象講座の確認方法は、以下の3つ。
この記事では、教育訓練給付の対象講座の確認方法について、以下の3点から解説します。
- 教育訓練給付制度とはなにか
- 検索システムを利用した対象講座の調べ方
- 検索システム以外に対象講座を調べる方法
わかりやすく解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
教育訓練給付制度とは

教育訓練給付制度とは、働く方のスキルアップを目的とした雇用保険の給付制度の一つで、雇用保険に一定期間以上加入していた方(対象者)が、指定の教育訓練講座(対象講座)を受講した場合に、入学金・受講料の一部が還付される制度です。積極的に学び直し・スキルアップをしてもらうことで、生産性の向上・再就職の促進・雇用の安定を目的としています。
教育訓練制度の対象になるには、厚生労働大臣の指定を受けている教育訓練講座を受講する必要があります。各学校が講座ごとに厚生労働省に申請を行い、認められた講座のみが、教育訓練給付制度の対象講座になります。

出典 厚生労働省 教育訓練給付制度 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/kyouiku.html
現行の教育訓練制度は、以下の3種類です(令和7年2月時点)。
- 一般教育訓練給付
- 特定一般教育訓練給付
- 専門実践教育訓練給付
それぞれ対象者、対象講座の範囲、手続きの方法、還付される金額が違います。教育訓練給付制度の利用を希望していても、手続きのタイミングを間違えると、制度を利用出来ないこともあります。

手続きを間違えないためにも、受講希望の講座が対象講座になっているか、なっている場合はどの教育訓練給付制度か、事前に確認しておきましょう。
教育訓練制度全体について、利用方法や対象者の範囲など、詳細は以下の記事を参考にしてください↓
対象講座の検索方法・調べ方

前出のとおり、教育訓練給付制度を利用するためには、厚生労働大臣の指定を受けている講座を受講する必要があります。他の条件を満たしていたとしても、指定を受けていない講座の受講は、制度の利用対象になりません。
制度を活用するためには、受講前に必ず、自身が受講する講座が指定を受けているかを確認しておきましょう。指定を受けている対象講座の検索方法・確認方法は、以下の3つ。
厚生労働大臣指定教育訓練講座検索システムから検索
対象講座を検索できるシステムを利用し、取得を希望している資格・免許などから講座を探す方法です。この方法は、以下に当てはまる方にオススメです。
指定を受けている講座は、厚生労働大臣指定教育訓練講座検索システムから検索が可能です。通学・通信などの訓練の実施方法や、実施地域、訓練期間、資格・免許など希望条件を選択し、検索をかけることで対象の講座一覧が確認できます。検索方法の流れは以下のとおり。
- トップページから検索画面へ
- 訓練期間・実施地域などの検索条件を入力
- 希望の教育訓練制度を選択
- 検索する
トップページから検索画面へ
トップページの「講座・スクールを探す」から検索画面へ入ります。

検索条件を入力
検索条件として、フリーワード・実施方法・訓練実施地域・訓練期間・訓練経費などがあるので、自身の希望に合わせて条件を入力しましょう。行きたい学校が決まっている場合、フリーワードに学校名を入力する方法が一番早いです。
なお、フリーワード検索は少しクセがあり、扱いづらい点もありますので、行きたい学校が決まっている以外では使用をオススメしません。フリーワードで検索する際には、以下の点にご注意ください。
- 必ず全角で入力
- フリガナ検索は不可
(例 Pythonを日本語で検索するとき → パイソン✕ ぱいそん◯)


希望の教育訓練制度を選択
「分野・資格名を指定する」で、希望の教育訓練制度を選択します。教育訓練制度の選択後は、希望の資格・免許にチェックをつけましょう。

専門実践教育訓練の対象講座を選択する場合

特定一般教育訓練の対象講座を選択する場合

一般教育訓練の対象講座を選択する場合

ちなみに、分野・資格名を選択しない場合は、一般・専門実践・特定一般教育訓練の3つすべての教育訓練の対象講座がヒットします。検索結果に「一般」「専門」「特定一般」と出ているので、そこで対象となる教育訓練制度を判断しましょう。

検索する
「検索」ボタンを押して検索します。検索結果から、自身の希望の講座を探しましょう。
※ 地域を指定していない場合は、検索結果は北から南への都道府県順(北海道〜沖縄)に出ます。

検索結果の「詳細を見る」から、講座の受講基準や修了要件などの詳細を確認することが出来ます。各講座へのURLも掲載されているので、気になる講座があれば詳細を確認してみましょう。

講座詳細の画面


なお、ここで掲載されている過去の実績は、教育訓練施設が厚生労働省に報告した内容そのままです。より具体的な内容を知りたい場合は、必ず各訓練施設に問い合わせしましょう。
学校のホームページを確認する
学校のホームページを見て、対象講座になっているかを確認する方法です。この方法は、以下に当てはまる方にオススメです。
教育訓練給付の対象講座として指定を受けていることは、学校としてもアピールポイントになりますので、ホームページ上に掲載されていることが多いです。すでに気になる学校がある方は、「◯◯(学校名)+教育訓練」で検索してみてください。

ホームページ上に「教育訓練給付」の文字がない学校は、経験上、対象になっていないことが多いです。
気になる学校のホームページを確認してみましょう。
学校に直接確認する
直接学校に連絡し、対象講座の指定を受けているか確認する方法です。以下に当てはまる方にオススメの方法です。
学校のお問い合わせ番号に電話をかけ、「◯◯の講座は、教育訓練給付の対象講座ですか?」と聞いてみましょう。対象講座の指定を受けている場合は、速やかに回答がもらえます。
「対象になっていない」と回答があれば、残念ながら対象ではありません。また、「そんな制度は知らない・わからない」と言われた場合も、ほぼ100%対象になっていません。明確な回答がない場合は、対象になっていないと判断しましょう。

受講したい講座が決まっており、申請を急ぐ場合は、学校に直接確認してみましょう。
まとめ
この記事では、教育訓練給付の対象講座の確認方法について、以下の3点から解説しました。
- 教育訓練給付制度とはなにか
- 検索システムを利用した対象講座の調べ方
- 検索システム以外に対象講座を調べる方法
まとめると、以下のとおり。
教育訓練給付制度とは、雇用保険の給付制度の一つで、雇用保険に一定期間以上加入していた方(対象者)が、指定の教育訓練講座(対象講座)を受講した場合に、入学金・受講料の一部が還付される制度です。
教育訓練制度の対象になるには、厚生労働大臣の指定を受けている教育訓練講座を受講する必要があります。また、教育訓練給付制度は3種類あり、どの制度の対象講座であるかによって申請方法が変わります。教育訓練給付制度を利用するためには、「指定をうけているか、受けている場合はどの教育訓練給付制度か」を確認する作業が必要になります。
教育訓練給付制度の対象講座の確認方法は、以下の3つ。
厚生労働大臣指定教育訓練講座検索システムを利用すると、全国の対象講座を検索できます。この方法は、以下に当てはまる方にオススメです。
学校のホームページを確認して、教育訓練給付の対象講座になっているかを確認することができます。すでに気になる学校がある方は、「◯◯(学校名)+教育訓練」で検索してみてください。この方法は、以下に当てはまる方にオススメです。
一番手っ取り早く確認する方法が、直接学校に連絡する方法です。これは以下に当てはまる方にオススメの方法です。
教育訓練給付制度の利用を希望している方は、いずれかの方法で対象講座を確認してみてください。
近年、教育訓練給付制度は法改正が進み、ますます利用しやすい制度になっています。自身の理想のキャリアを築いていくためにも、学び直し・リスキリングに積極的に取り組み、制度を活用してみてください。
素晴らしい職業人生になるよう祈っております。最後までご覧いただきありがとうございました。
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