この記事の想定読者
- 雇用保険説明会がなんなのかよくわからない方
- 雇用保険説明会の受講の準備をしたい方
- 雇用保険説明会に行けなかった場合の対応を知りたい方
失業保険の手続きに行ってきたよ!
次は雇用保険の説明会に来てくれって言われたけど、なんのこと?
今後の失業保険手続きの流れや注意点についての説明会です!
必ず参加してくださいね。
失業保険申請後は、「雇用保険説明会」への参加が必要になります。
雇用保険説明会はハローワークで開催され、基本的には以下の2部構成を取ります。
これから失業保険を受けようとする方は全員受講必須です。
なお、雇用保険説明会への参加は法的な義務はありませんが、参加すると以下のメリットがあります。
当日の参加に当たって、準備の気になるポイント3点と回答は以下のとおりです。
雇用保険説明会への参加は、法的な義務はありませが、参加しないことで必要な対応も出てきます。
もし雇用保険説明会に参加できなくなった場合は、以下のどちらかの対応を取ってください。
この記事では、失業保険申請後に受講必須の雇用保険説明会について、以下の3点から解説を行います。
- そもそも雇用保険説明会とは
- 当日なにをするのか
- 参加できなかった場合の対応
わかりやすく解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事の参考にしている「雇用保険業務取扱要領」については、以下のURLから確認できます↓
雇用保険説明会とは
ハローワークに離職票を提出し、失業保険の申請をした後は雇用保険説明会への参加が必要になります。
雇用保険説明会とは、受給申請後の失業保険手続きの流れや注意点について、あらかじめ説明するものです。
多くのハローワークでは、雇用保険説明会当日の流れとして以下の2部構成を取っています。
また、当日参加することにより以下のメリットがあります。
就職活動の初回講習会(15~30分程度)
直近の雇用情勢や、ハローワークで利用可能なサービス内容、早期再就職の案内、今後の就職活動の進め方の説明などを行います。
時間は15~30分程度になることが多く、この初回講習会の参加が失業保険の求職活動実績になります。
しっかり話を聞いて、今後の就職活動に役立ててください。
雇用保険説明会(30~60分程度)
今後の失業保険手続きの流れや、手続き上の注意点について説明します。
ハローワークによって受講形式が違い、以下の3つのパターンに分かれます。
- 動画視聴形式
- スライド等を使用して講師が説明する形式
- 両者併用形式
時間は30~60分程度になることが多いです。
みっちりと制度の説明をしますので、事前知識なしで受講するとかなりしんどいです。
雇用保険のしおりなどで軽く予習してから行くのをオススメします。
雇用保険説明会 当日の持ち物・服装・時間
明日は説明会だ!
持ち物って何かいるのかな?
服装はスーツ?
何時に行けばいいのかな?
受講に当たって必須の持ち物はありません。
服装も自由です。
開始時間の15~30分前ぐらいに行くといいですよ。
雇用保険説明会を受講するにあたって、気になるポイント3点と回答について以下でまとめました。
雇用保険説明会当日の持ち物
受講にあたって必須の持ち物は特にありませんが、ハローワークによっては受講の受付時に以下のいずれかの提示を求める場合があります。
- 雇用保険の失業等給付受給資格者のしおり
- ハローワーク受付表
- 本人確認ができるもの(免許証等)
この提示を求める書類について、当日持参していなくても受講自体は可能です。
じゃあなぜ提示を求めるの?
当日「雇用保険受給資格者証」を配布することがあり、
配布のための本人確認書類として使用するからです。
「雇用保険受給資格者証」は、主に今後の失業保険手続きで使用し、各種社会保険・税金の手続きにも使用することができる書類です。
雇用保険説明会当日にもらえなくても、初回認定日に雇用保険の窓口でもらえます。
早めにもらっておく方がなにかと便利なので、
なるべく当日もらえるように準備しておきましょう。
※ なお、離職票などの提出必須書類をすべて提出していないと、雇用保険受給資格者証はもらえません。
雇用保険説明会当日の服装
当日の服装は自由なので、普段着でも大丈夫です。
もちろんスーツなどのフォーマルな格好でも大丈夫です。
基本的に、ハローワークを利用する際の服装は自由です。
当日に面接を控えていたり、面接練習でハローワークに行く場合はスーツで行きましょう。
雇用保険説明会に行く時間
雇用保険説明会に行くときは、開始時間の15~30分前に着くようにするのがベターです。
前出のとおり、当日の受付で「雇用保険受給資格者証」を渡される可能性があり、その受け取り、内容の確認を踏まえて早めに着くように行くのがベターです。
ただし、早すぎると受付が始まっておらず、ただただ待つだけになるので要注意。
30分前あたりから受付を始めるハローワークが多いので、そのあたりを目指して行きましょう。
雇用保険説明会に行けなかったとき
熱が出て雇用保険説明会に行けない…
どうすればいいんだ…
ハローワークによって微妙な取り扱いの違いはありますが、
基本は以下のいずれかの対応になります。
雇用保険説明会の受講日は、失業保険申請時に決まります。
申請時に渡される「雇用保険の失業等給付受給資格者のしおり」に日時が記載されていることが多く、基本は申請から1週間~2週間後に設定されます。
なんらかの事情で雇用保険説明会に参加できなかったときは、上記のどちらかの対応になります。
別日に受講する
小~中規模のハローワークはこの対応を取ることが多いです。
ステップとしては以下のとおり。
- 受講日当日の来所が不可能な旨を伝える(電話で可)
- ハローワーク職員より別日の指定を受ける
※ 指定を受けた別日も受講が出来なくなった場合は、もう一度ステップ1から始めてください。
雇用保険説明会は、各週の同一曜日で開催していることが多く、1週後ろにずらした日を指定されることが多いです。
どうしても予定が合わず、初回認定日までに雇用保険説明会に参加できなかったときは、次に解説する 「雇用保険については自主勉強 初回認定日までに求職活動を行う」対応を取ってください。
雇用保険については自主勉強 初回認定日までに求職活動を行う
中~大規模のハローワークに多い対応です。
ステップとしては以下のとおり。
- 雇用保険についてはしおりやネットなどで自主勉強する
- 初回認定日までに求職活動を行う
なお、この方法はすべてのハローワークで使える方法になります。(雇用保険説明会の出席は法的には必須でないため)
前出の「別日での受講」が難しい方は、この対応を取ってください。
雇用保険について自主勉強
雇用保険手続き等について「雇用保険の失業等給付受給資格者のしおり」を見たり、ネットで調べたり、自主的に勉強します。
失業保険の制度については、以下の厚生労働省作成の動画が一番勉強になります。
動画 厚生労働省 基本手当を受給されるみなさまへ(令和2年3月19日~)
また、私のブログでも各制度について解説してますので、それも参考にしてください。
待期期間中にアルバイトをした場合↓
失業保険の初回が少ない理由↓
雇用保険手続きについて、わからないことは必ず窓口・電話で質問するようにしましょう。
制度について理解が出来ていないと、
- もらえるはずの給付金がもらえない
- 正しく申告できず不正受給になる
こういった事態に陥ってしまうことがあります。
雇用保険説明会に参加できなかったときは、
- まずはしおり、動画で自分で勉強
- わからないことがあればその都度窓口や電話で質問
この流れで自主的に勉強してみてください。
少しでも理解がはかどるよう、
私もこのブログを通してお手伝いできればと思います。
初回認定日までに求職活動を行う
失業保険の申請をすると、申請から4週間後の日付で「失業認定日」というハローワークに行く日が設定され、その日の前日までに、求職活動実績と呼ばれる活動が必要になります。
また、このときに行う求職活動は待期期間満了の翌日以降でないと活動実績になりません。
わからなくなってきた…
結局どうすればいいの?
一番簡単な方法は、
申請日から1週間~初回認定日の前日 までの間に、
ハローワークの仕事探しの窓口で職業相談してください。
例 申請日 8月1日 初回認定日 8月29日 の場合
8月1~7日 待期期間のため、8月8日~28日の間のどこかで1回職業相談を受ければOK
※ なお、8月1~7日の間にアルバイトをしていると、待期期間が延びる可能性があります。待期期間が延びた場合は、延びた待期期間満了日の翌日以降に職業相談を受けてください。
わかりやすく説明するためにハローワークで職業相談を受けるよう案内しましたが、求職活動に該当する活動であればどれをしていただいても大丈夫です。
まとめ
以上、雇用保険説明会について・雇用保険説明会が受講できなかった場合 について解説しました。
まとめると以下のとおりです。
失業保険を申請後は、雇用保険説明会の参加が必要になり、当日の流れは↓
雇用保険説明会への参加は法的な義務ではありませんが、参加すると以下のメリットがあります。
雇用保険説明会参加に当たって、当日の準備で気になるポイントと回答は以下のとおり
当日参加できなくなった場合は、以下のどちらかの対応を取ってください。
失業保険を申請すると、いきなり専門用語をたくさん言われて混乱しますよね。
基本は単純な制度なので、落ち着いて対処していけば十分です。
私のブログでも、定期的に雇用保険制度についての解説をしています。
ぜひ参考にしてみてください。
実りある転職ができるよう祈っております。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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