緊急でお金が必要になったから話題のタイミーを使ってみたい!
でも失業保険の支給が打ち切りになったりしないか心配だ…
週20時間未満に抑えて、失業認定日ごとにちゃんと申告しておけば大丈夫ですよ!
「スキマバイトはタイミー。」CMでよく見かけるこのアプリ。利用されている方も多いのではないでしょうか。タイミーとはどういったものか、については以下のURLを参考にしてください。
タイミーとはどんなアプリ?クチコミの真偽やメリット、よくある質問に回答します | タイミーラボ – スキマで働く、世界が広がる。 (timee.co.jp)
この記事では、失業保険受給中にタイミーを利用して働きたい方のよくある質問5選について、その回答と解説を行います。よくある質問5選とそれに対する回答は以下のとおり。
すきま時間に働けて即日出金可能なタイミーは、急な出費の強い味方です。失業保険とスキマバイトの関係について分かりやすく解説しますので、タイミーの利用を迷われている方、失業保険受給中のアルバイトについて迷われている方は、ぜひ最後までご覧ください。
この記事の参考にしている「雇用保険業務取扱要領」については、以下のURLから確認できます↓
タイミーは職業紹介事業者である
株式会社タイミー(Timee, Inc.)は有料職業紹介事業者に該当します。有料職業紹介事業者とは、働き手が欲しい企業と、働く先の企業を見つけたい求職者のマッチングサービスを行う事業のことを言います。
いわゆる転職エージェントなどが該当します。
有料職業紹介事業者としてはリクルートエージェントなどが有名ですね。
有料職業紹介事業者を通じて契約した労働契約は、一般的には雇用契約に該当し、タイミーを通じて行った契約も、この雇用契約に該当します。
正社員の方などが企業で働く場合の一般的な契約です
つまり、失業保険受給中にタイミーのアプリを利用してアルバイトを行う場合の注意点や申告方法は、通常のアルバイトを行う場合と同じになります。似たような仕事のマッチングアプリとして、Uber Eats(ウーバーイーツ)やクラウドワークスが挙げられますが、Uber Eats(ウーバーイーツ)やクラウドワークスを通じて行った契約は業務委託契約になるので、契約内容が大きく違います。
失業保険受給中にUber Eats(ウーバーイーツ)を利用する場合の注意点・申告方法は以下の記事を参考にしてください↓
失業保険受給中にクラウドワークスを利用した場合のよくある質問5選については以下の記事を参考にしてください↓
※ 職業紹介事業者の登録状況 株式会社タイミー | 一般社団法人 日本人材紹介事業協会 (jesra.or.jp)
※ タイミーの利用規約 利用規約 | タイミー(Timee, Inc.)
失業保険受給中のタイミー利用者のよくある質問5選
失業保険受給中にタイミーを利用して働きたい方のよくある質問5選は以下のとおり。
失業保険はもらえる?
失業保険は、会社を退職後、失業状態の方がハローワークへ申請してもらえるお金です。失業状態とは「アルバイトや自営業など、週20時間以上の仕事をしておらず、自分に適した週20時間以上の仕事を探していて、見つかればすぐに働ける状態」です。
つまり、自分に適した週20時間以上の仕事を探していて、見つかればすぐに働ける状態なのであれば、週20時間未満のアルバイトを行っていても失業保険をもらうことができる。ということです。なお、週20時間未満のアルバイトしかしていなくても、以下の場合は受給対象になりませんのでご注意ください↓
- 週20時間以上の仕事を探していない
- 仕事を探しているが、アルバイトが辞められないので見つかってもすぐには働けない
失業保険受給中にアルバイトを行うと、毎回の認定日ごとの支給金額は減額される可能性があります。失業保険受給中のアルバイトの申告方法・受給できる金額についての詳細は後述します。
どのように申告すればいい?
失業保険受給中に週20時間未満の就労を行ったときは、失業認定申告書に働いた日を記入して、失業認定日ごとにハローワークの窓口に提出します。申告方法は以下の2ステップ
- 1欄の「ア」した に〇をつける
- 右側のカレンダーの欄に、働いた日に〇または×の印をつける(1日4時間以上働けば〇、4時間未満であれば×)
窓口ではどんな会社で働いたかも聞かれます。
タイミーを利用して1日ごとの契約で働いている。と回答しましょう。
どれくらい減額される?
失業保険受給中にアルバイトを行うと、認定日ごとの支給金額が減額される可能性があり、その取扱いは1日あたりの働いた時間によって変わります。そのラインは4時間で、取扱いは以下のように分けられます。
- 1日4時間以上働いた日は、後ろに回される
- 1日4時間未満で働いた日は、収入金額によって減額される可能性がある
1日4時間以上働いた場合
1日4時間以上働いた日は、支払いの対象になりません。なお、ここで支払われなかった1日分は消滅せず、後ろに回っていきます。
もらえなかった1日分は消滅するわけではない。
という理解でOKです。
例
- 7/7~7/15の9日間の認定 7/8に4時間働いた場合
⇒ 支払われるのは 8日分(もし働いてなければ 9日分支払われた)
1日4時間以上働いた場合の申告方法や、失業保険の処理についての詳細は、以下の記事を参考にしてください↓
1日4時間未満で働いた場合
1日4時間未満で働いた場合は、1日あたりの収入金額によって支給の内容が変わります。減額される具体的な金額は人によって違い、前職の給料や失業保険の受給額を参考に計算されます。詳しい説明は省略しますが、減額の計算方法は以下のとおりです。
- 1日当たりの収入金額-基本手当日額≧(離職時の賃金日額×80%-基本手当日額)+控除額
⇒ 支払い対象にならない(4時間以働いた場合と同じ) - 1日当たりの収入金額≧(離職時の賃金日額×80%-基本手当日額)+控除額
⇒ 受給金額が減額される - 1日当たりの収入金額≦(離職時の賃金日額×80%-基本手当日額)+控除額
⇒ 影響なし
とりあえずの理解は以下のとおりでお願いします。
- 収入金額 大 = 4時間以上と同じ
- 収入金額 中 = 受給金額が減額
- 収入金額 小 = 影響なし
失業保険受給中に1日4時間未満のアルバイトをした場合の、申告や計算方法については以下の記事を参考にしてください↓
申告しないとどうなる?
失業保険受給中にアルバイトなどの就労を行った場合は必ず申告が必要になり、申告を行わないと不正受給として処分されます。不正受給として処分されると、以下の3つの処分の対象になります。
- 支給停止(不正以後の支払いなし)
- 返還命令(不正受給分を全額返還)
- 納付命令(返還金額の最大2倍の罰金の支払い)
失業保険の支払いがなくなり、不正に受給した分を全額返還して、
さらに追加で罰金を支払う必要がある。ということです。
また、返還命令と納付命令には延滞金がかかり、年3%の割合で日ごとに加算されていきます。失業保険受給中にアルバイトなどの就労を行う場合は、必ず認定日ごとの申告を忘れないようにしましょう。
不正受給になるとどんな処分になるのか、なってしまった場合の対処法については、以下の記事を参考にしてください↓
申告しないとバレる?
不正受給は必ずと言っていいほどバレます。受給期間中はバレなくても、支給終了後にバレて、さかのぼって処分される例もあります。
- システムによる発見
- 事業所調査や家庭調査
- 関係官庁との連携による発見
- 投書や電話などによる発見
ハローワークはあらゆる方法を使って不正受給を発見します。
1日だけしか働かないから大丈夫だろう…
こう考えて申告せず、あとあとバレて処分される方をたくさん見てきました。重ねてになりますが、失業保険受給中にアルバイトなどの就労を行う場合は必ず申告しましょう。
まとめ
以上、失業保険受給中にタイミーを利用して働きたい方のよくある質問5選について、その回答と解説を行いました。まとめると以下のとおり。
スキマ時間で働けて即日支払いが可能なタイミーでのアルバイト。失業保険受給中に利用する場合は、正確な申告を行うよう気を付けましょう。
失業保険とアルバイトの関係について、わかりやすくまとめた記事がありますので、失業保険受給中のアルバイトを考えている方はぜひ見てみてください↓
最後までご覧いただきありがとうございました。
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